就職を機に家を出た娘が5年ぶりに帰って来る、しかも、彼氏を連れて。
私、「1人で帰って来れば良いのに」
妻、「あの娘、何歳だと思っているの?」
私、「今年で25歳だろ」
妻、「そうよ、結婚してもオカシクない年齢なのよ」
私、「えっ結婚をするの?」
妻、「結婚をするつもりだから、彼氏を連れて来るんでしょ」
私、「・・・」
メッチャショック、幼い時の娘は私に「結婚なんてしない」と言っていたのに。
妻、「どうするの?」
私、「どうするもこうするもないだろ、会うしかないだろ」
妻、「会うのは当たり前でしょ父親なのだから、どこで会うの?」
私、「どこでって、ここで会えば良いだろ?」
妻、「ここって、ここ?」
私、「何が言いたいの?」
妻、「こんなうち(家)に娘の彼氏を呼ぶの?」
私、「お願いして来てもらうのではないだろ!相手が両親に会いたいと言ってるから会うのだろ、こっちとしては会ってあげるんだぞ」
妻、「貴方、正気?」
私、「正気だよ」
私が言ったことで、妻を怒らせてしまったのか、その日以降、妻は口を聞いてくれなくなった。
1週間後
私、「まだ怒っているの?何を怒っているの?」
妻、「貴方のことが情けないからよ」
私、「僕の何が情けないの?」
妻、「娘が彼氏を連れてくるのに、歓迎してあげないからよ」
私、「娘を思うのは女親と男親とでは違うの!」
妻、「このままで良いの!このうちに彼氏を入れて恥ずかしくないの?」
私、「何が恥ずかしいの?」
妻、「外壁は剥げているし、壁紙だって汚れているじゃない」
私、「古い家だから仕方がないだろ」
妻、「リフォームはしないの?」
私、「彼氏は1日、来るだけだろ?」
妻、「貴方の、そういうところが嫌なの!!もし結婚をしたら、正月やお盆休みにも一緒に帰って来るようになるのよ、子供を連れて」
私、「子供ってなんだよ」
妻、「あの子、お腹の中に・・・」
家の外壁塗装をすることにした、ついでに家の中のリフォームもした。
娘の名字は変わってしまったが、夏になると私はオジイちゃんになる。